スカベンジャーについて

スカベンジャー(捕捉剤)は化合物に含まれる金属を捕捉して除去します。

当社では貴金属含有有機溶液から、メタル回収可能なシリカ粉末型金属スカベンジャー「CPs」を開発しました。

CPsは、不均一系触媒から遊離した貴金属や有機溶剤に微量含有している金属、均一系触媒反応後の残留メタルを効率的に吸着除去できます。適用範囲がPd、Pt、Ru、Rh、Fe、Cu、Mn、Mo、Snなど非常に幅広いので、様々な状況でも安定したパフォーマンスを発揮します。また経時変化が少なく空気中でも安定であり、外気の影響を受けづらいことも優れた特徴の一つです。

●CPs-Tは0価をはじめとした低原子価の金属除去に有効
●CPs-DAはⅡ価など+の電荷を有する金属除去に有効

【回収例】

塩化Pd/酢酸Pd/Pd錯体

塩化Pt酸/Pt錯体

塩化Ru/Ru錯体

塩化Rh/ Rh錯体/ヨウ化Rh

Pd/Ni等の重金属除去

水銀除去/放射性物質/放射性廃液/ウラン/トリウム

半導体製造工程例)微細回路形成用材料、薬剤などの高純度化(バッファーコート膜プラスチックメッキ製造工程例)

金属回収の他にも電解研磨・化学研磨後の廃液処理の吸着剤や半導体封止材・封入材原料の高純度化などにも活用できます。

これらの優れた効果を発揮する「CPs」の量産体制を当社では確立しています。安定した供給と価格により、高性能な金属スカベンジャーをご利用いただけます。

スカベンジャーがもたらす持続可能な社会の実現

スカベンジャーは金属を回収するリサイクルに欠かせないものです。特に当社が開発した「CPs」はTタイプとDAタイプの混合使用ができ、99%の高い金属回収率を誇っています。

金属の廃棄は国際規模の社会問題として重大視されています。使用済み触媒から金属を回収するには高度なテクノロジーを必要とするので、研究は進んでいますが一部の企業でしか行えません。

しかし金属の回収はSDGs達成には必要不可欠な問題であると、当社では捉えています。

埋蔵量が決まっている有限資源である金属を、繰り返し使える社会を創り育んでいく、「CPs」はその尖兵として優れた効果を発揮するスカベンジャーです。