スカベンジャーについて

スカベンジャー(捕捉剤)は化合物に含まれる金属を捕捉して除去します。

当社では貴金属含有有機溶液から、メタル回収可能なシリカ粉末型金属スカベンジャー「CPs」を開発しました。

CPsは、不均一系触媒から遊離した貴金属や有機溶剤に微量含有している金属、均一系触媒反応後の残留メタルを効率的に吸着除去できます。適用範囲がPd、Pt、Ru、Rh、Fe、Cu、Mn、Mo、Snなど非常に幅広いので、様々な状況でも安定したパフォーマンスを発揮します。また経時変化が少なく空気中でも安定であり、外気の影響を受けづらいことも優れた特徴の一つです。

  • CPs-Tは0価をはじめとした低原子価の金属除去に有効
  • CPs-DAはⅡ価など+の電荷を有する金属除去に有効

回収例

  • 塩化Pd/酢酸Pd/Pd錯体
  • 塩化Pt酸/Pt錯体
  • 塩化Ru/Ru錯体
  • 塩化Rh/ Rh錯体/ヨウ化Rh
  • Pd/Ni等の重金属除去
  • 水銀除去/放射性物質/放射性廃液/ウラン/トリウム
  • 半導体製造工程例)微細回路形成用材料、薬剤などの高純度化(バッファーコート膜プラスチックメッキ製造工程例)

金属回収の他にも電解研磨・化学研磨後の廃液処理の吸着剤や半導体封止材・封入材原料の高純度化などにも活用できます。

これらの優れた効果を発揮する「CPs」の量産体制を当社では確立しています。安定した供給と価格により、高性能な金属スカベンジャーをご利用いただけます。

CPsのラインナップ(2種)
吸着特性
CPsの経時安定性
CPsのpH依存性

スカベンジャーがもたらす持続可能な社会の実現

貴金属の廃棄による資源損失はグローバルな課題として重要視されています。使用量も多い一方で不純物が多い触媒中の貴金属については、研究は進んでいますが、コスト的に有効なプロセスを運用するには高度な技術とノウハウが必要とされ、リサイクルを行なっているのは一部の企業に限定されています。

エヌ・イー ケムキャットは、金属の回収はSDGsの観点からも必須の課題と捉え、希少資源である貴金属のリサイクル技術開発に取組み、実際に運用すると同時にコア技術も提供しています。「CPs」はその1つであり、優れた効果を発揮する貴金属スカベンジャーです。「CPs」はTタイプとDAタイプの混合使用ができ、99%の高い金属回収率を実現可能です。