社員紹介 | A.F.
データの向こうにいる人を想い
品質と信頼を支え続ける
生産本部 沼津事業所 品質保証室
A.F.
2006年入社 生物応用化学科卒業
※所属・仕事内容は取材当時のものです。
分析を通じて支える
品質保証の最前線
私は品質保証室の検査チームに所属し、主に触媒に含まれる貴金属成分の分析を担当しています。分析結果は製品の品質を保証する重要な指標であり、お客様へ安心して製品を届けるための基準となります。そのため、正確さと信頼性が求められる責任の大きな仕事です。
一方で、分析業務は単にデータを測定するだけではありません。開発部門や生産技術部門、製造部門などさまざまな部署から依頼を受け、それぞれの目的や背景を理解した上で分析を行います。同じ分析であっても、開発段階の検討なのか、製造上の課題解決なのかによって求められる情報は異なります。そのため私は、依頼内容だけを見るのではなく、「何を知りたいのか」「なぜその分析が必要なのか」を意識するようにしています。
また、開発段階から量産化、製品出荷までの流れを分析依頼を通じて見ることができるのも、この仕事の魅力です。分析担当でありながら、会社全体のものづくりを俯瞰して見ることができ、自分が関わった製品が世の中へ送り出されていく過程を見届けることができます。分析という立場から品質と信頼を支え、多くの部署と協力しながらものづくりに貢献できることに大きなやりがいを感じています。
人とのつながりが育てた
分析担当としての20年
入社以来20年以上にわたり分析業務に携わってきました。入社当初は分析手法の多さに圧倒され、先輩方に少しでも追いつこうと必死だったことを覚えています。触媒や分析への知識を身につけることに精一杯でしたが、経験を重ねる中で仕事に対する考え方も少しずつ変わっていきました。
そのきっかけの一つとなったのが、製造部門の改善活動(LSS)に参加した経験です。分析担当として活動に加わったことで、それまで接点の少なかった製造現場の業務や考え方を知ることができました。大型設備を使った製造工程や、製品だけでなく工程全体で貴金属を管理する仕組みを目の当たりにし、ものづくりは多くの人の努力によって支えられていることを実感したのです。また、自分が普段分析しているサンプルにも、それぞれ製造現場や開発現場の背景があることを改めて理解しました。
この経験を通じて、分析依頼は単なる数字のやり取りではないと考えるようになりました。分析依頼はシステムを通じて届きますが、その先には必ず依頼者がいます。「何を知りたいのか」「どんな課題を抱えているのか」を理解して初めて、本当に役立つ分析結果を提供できるのだと学びました。現在でも分析方法を選択する際には、依頼の背景や目的を確認しながら進めることを大切にしています。
現在は二人の子どもを育てながら働いています。仕事と子育ての両立は決して簡単ではありませんが、周囲の理解や制度に支えられながら働くことができています。入社当時、効率よく仕事を進めながら定時で帰宅する先輩社員の姿に驚いたことがありましたが、今では自分自身も同じ立場になり、その大変さと凄さを実感しています。
当社の魅力は、制度だけではなく困った時に相談しやすい雰囲気があることです。私自身、これまで多くの上司や先輩、同僚に支えられて仕事を続けてくることができました。また、近年は高専生向けのインターンシップ受け入れも担当しており、後輩世代と関わる機会も増えています。熱心に学ぼうとする姿を見るたびに、自分自身も初心を思い出し、身が引き締まる思いです。
だからこそ今度は自分が後輩たちを支え、働きやすい環境づくりに貢献していきたいと考えています。人とのつながりを大切にしながら、分析技術の向上と知識・経験の継承に取り組み、誰もが相談しやすく、支え合いながら成長できる職場をつくっていくことが私の目標です。
スケジュール Schedule
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8:50
出社小学生の子どもを見送った後、時短勤務制度を活用して出社しています。分析依頼システムやメールを確認し、その日の業務内容や優先順位を整理します。
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9:00
分析業務触媒中の貴金属成分を測定するため、試料を溶液化し、分析機器を用いて測定を行います。薬品を扱うため、保護手袋や保護ゴーグルを着用しながら作業しています。
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12:00
ランチ事業所内の食堂で昼食を取ります。ボリュームのあるメニューも多く、午後の業務に向けてしっかりエネルギーを補給します。
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13:00
ミーティング開発部門や生産技術部門から案件内容の共有を受け、分析の目的や必要な測定項目を確認します。関係者と相談しながら課題を整理し、分析方針を検討します。
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15:00
分析業務試料の溶解やろ過、分析機器の操作などを行うため、職場内を頻繁に移動します。限られた時間の中で優先順位を意識しながら業務を進めています。
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16:30
報告・チェック業務分析結果を確認し、依頼システムを通じて依頼者へ報告します。また、他のメンバーが実施した分析結果のチェックも行い、正確なデータを提供できるよう努めています。
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17:00
退社子どものお迎えや夕食の準備、宿題の確認など、帰宅後も忙しい時間が続きます。限られた時間を有効に使いながら、仕事と子育ての両立に取り組んでいます。