社員紹介 | 櫛田 巧介

貴金属回収を通して
社会問題を解決する

生産本部 沼津事業所 貴金属精製課 マネージャー
櫛田 巧介
Kousuke Kushida
2010年入社 工学研究科 / 物質工学専攻修了

触媒の原料である貴金属を
いかに効率よく、短期間で回収していくか

貴金属精製課は、触媒の原料である貴金属の回収・精製にかかわる部門です。私はその中でも、精製工程の改善や新規設備の導入に携わってきました。現在は、回収の前処理にあたる「焼成・サンプリング工程」の管理監督業務を担当しており、日々の操業管理のフォローや新炉など大型設備の導入、さらには現場の安全・環境・品質を向上させるための仕組み作りなどを進めています。貴金属回収・精製は非常に奥が深い仕事です。弊社の製造部門で共通して言えることですが、大きな特徴として貴金属は単価が高いため、現場スケールで工程を厳密にコントロールして、ロスなく短サイクルで効率よく精製・回収できるフローを構築することが求められます。昔の上司が「アイデア」「スピード」「バイタリティ」の重要性について話してくれたことがあったのですが、私は今もこの三つの言葉を心に抱いて仕事に取り組んでいます。課題に対して知恵を絞り、スピード感をもって実行に移す。そして、これを持続的に行うだけのバイタリティを持つことで、より良い工程にしていけるのだと思います。 

縁の下の力持ちから
世界へ

入社から現在に至るまで貴金属精製課で経験を積んできましたが、2018年から半年間にわたって、社内プロジェクトの専任メンバーを務める機会を得ました。コンサルティング会社も入っての大規模なプロジェクトで、このプロジェクトを通じて、改めて貴金属精製部門の価値を見出せたように思います。自動車触媒や化学触媒の開発・製造部門は「自社製品をお客様に提供する」という大きなミッションを背負っており、それだけに花形の部署でもあります。対して、私が在籍する貴金属精製課は決して華やかな部門ではないかもしれませんが、貴金属を社内で回収できる部門があるからこそ、お客様にとっても貴金属を効率よく管理・循環させることができ、まさに会社を縁の下で支えていると実感しています。ESGやSDGsが世界中で注目されてきた中で、貴金属回収はまさに合致した事業であり、今後ますます社会にとっても意義のある仕事であると感じています。縁の下の力持ちから世界の課題解決へ、夢のような話に聞こえるかもしれませんが、可能性を信じて取り組んでいきたいと思います。

エヌ・イー ケムキャットは触媒のメーカーですが、新たに掲げた経営理念では、「触媒」という文字を敢えて外し、「化学の力で、持続可能な住み良い地球環境と豊かな社会の実現に貢献します。」と謳っています。私はこの言葉に「触媒で培った技術力をベースにして、地球規模での社会課題を解決していく」という経営陣の力強いメッセージが込められていると感じました。社会はコロナ禍により混迷を極めていますが、当社の触媒は、変わらずにお客様に必要とされるものばかりです。当社の強みである技術力や現場力を生かしていくことで、これまでにない大きな課題にも真正面から向き合っていき、解決策を提供していきたいと願っています。直近の目標は、現在担当している大規模な設備投資プロジェクトを成功させること。このプロジェクトを通じて、私自身も一人の技術者として成長していきたいと考えています。そして、これから入社する皆さんと一緒に、目の前の変化や課題を前向きに受け止め、楽しみながら乗り越えていくことができたなら、これほどうれしいことはありません。

職歴・キャリア Career

入社

貴金属精製課に配属

2年目

社会人1年目、学生時代に経験のなかった貴金属精製について現場研修を通して多くの事を学びました。毎日汗をかきながら現場の色んな人と話をして顔を覚えてもらいました。

3年目

主任へ昇格

4年目

5年目

現場の工程改善業務を担当。改善の過程の中で行き詰ることもありましたが、1人で抱え込まず部門の枠を超えて相談することで乗り越えることができました。一方で失敗も経験し、まだまだ勉強不足であることを実感。
4年目は新入社員の指導員を経験。初めて後輩ができ、教える事、任せることの難しさを経験しましたが、自分の知識の整理や新たな発見もあり、貴重な経験となりました。
5年目には大型の設備投資に成功し、リードタイムの大幅な短縮に貢献。褒賞も頂きました。現場の方々にも、色々と協力していただいて、お互いに信頼関係を強くすることができました。

6年目

主務へ昇格

7年目

8年目

入社からほぼ毎年資格取得にチャレンジし、これまでに危険物甲種、公害防止管理者(水質・大気・DXN)を取得。楽ではなかったが、業務と関連することもあり、なんとか勢いで取得しました。

9年目

管理職へ昇格、
大型プロジェクトへ参画

10年目

11年目

12年目

現在

管理職研修やプロジェクト参画を通して、視野を大きく広げることができました。 これまではプレーヤーとして自分で手を動かすことが多かったのですが、人に任せてチームとしての成果を出すことに最初は戸惑いながら苦戦。マネージャーとして新米ですが、上司を見習って精進していきます。