製品の小さな変化を見逃さず、自社製品の品質と信頼を守り抜く。

新製品の仕様・検査項目の取り決めから、生産した触媒の品質チェックまで。

私は静岡県東部の出身で、高専時代に触媒研究に携わり、さらに深く究めたいと思って大学に編入。その後、大学院に進み、バイオマスから選択的に特定の原料を合成することを目的とした固体触媒について研究してきました。化学工業の発展、そして地球環境問題の改善に広く貢献している触媒の役割の大きさに魅せられ、就職先は触媒関連の会社を志望。中でもエヌ・イー ケムキャットは沼津に事業所があり、以前から「地元の優良企業」としてその名を知っていました。加えて、工場見学をしたときにお会いした社員の印象も良く、入社の大きな決め手となりました。

私が在籍する品質保証部は、その名の通り、自社製品の品質に関わる業務を担っています。中でも私はガソリン自動車向けのメーカーを担当。業務の内容は大きく三つに分けることができます。一つ目は、異常品の流出防止と原因調査。日々、生産した触媒の検査データをチェックし、実績から外れる変化を見つけたらすぐに現場に確認。スペック内に収まっていたとしても確認を実施し、異常品の出荷を未然に食い止め、原因調査および再発防止を製造部、生産技術部と共に進めます。

二つ目は、新製品立ち上げのスケジュール管理。新規触媒がお客様に採用されたら、開発および生産技術部が量産化への準備を進め、品質保証部がスケジュールを管理。スムーズに量産化に移行できるよう、関連部門との調整を行っていきます。

三つ目は、新製品立ち上げに伴う仕様の取り決めや検査方法の立ち上げです。新規触媒を生産する際、お客様と触媒の仕様を取り決めた上で、必要となる検査項目を検討していきます。環境規制の変化に伴いガソリン向けのフィルター触媒なども登場し、触媒に求められる機能も変化してきているため、変化に対応した検査手法の確立が求められています。

穏やかで仲間想いの先輩が多く、若手社員を応援する風土が根付いている。

2014年に入社してから現在に至るまで、さまざまな部門で経験を積んできました。1年目はつくば事業所の自動車触媒製造部で現場実習を受け、2年目から自動車触媒開発部基盤技術室で貴金属以外の安価な金属酸化物を用いるガソリン自動車向け触媒の研究を担当、3年目は顧客向けに自動車触媒の開発案件を担当し、5年目から品質保証部に在籍しています。

これまで在籍したすべての部門で感じたことなのですが、当社の社員はいずれも穏やかで人柄が良く、前向きに努力をする若手社員を応援する風土が根付いているように思います。私も入社1年目から数多くの先輩方に支えていただきました。たとえば、大手自動車メーカーのコンペに参加した時、同じ開発チームの先輩や基盤技術室のメンバーに加えて、分析センター、営業、そしてBASFの方々など多くの皆さんが力を貸してくれました。このコンペは見事、競合他社を制して、当社が受注することができたのですが、エヌ・イー ケムキャットそしてBASFグループ全体の部署を超えたチーム力があったからこそ実現できたのだと実感しています。

また、複数の部門を経験したことで、一つの製品を世に送り出すためのプロセスを理解することができました。営業、開発、分析、生産技術、製造、品質保証など、一人ひとりが課せられた役割を果たすことで自動車触媒ができあがり、地球の環境が守られています。そう考えると、入社当初よりも一層、自社製品への愛着が深まり、「一社員としてさらにスキルを磨いていこう」とモチベーションも高まります。

品質保証部の役割は、自社製品の信頼を守り抜くことに他なりません。異動して1年とまだ経験は浅いのですが、エヌ・イー ケムキャットのマインドを継承した一社員として、お客様はもちろん、社内の諸先輩方からも頼られる存在を目指していきたいと願っています。

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