ガソリン自動車向け触媒

排ガス規制の強化

世界的な環境意識の高まりにより、今後更に北米・欧州の排ガス規制は厳しさを増し、新興国においても欧州に準じた排ガス規制の強化が計画されています。

また世界統一排出ガス試験方法(WLTP: Worldwide Harmonized Lightduty Test Procedure)導入による排ガス試験条件の厳格化やガソリン車におけるPM(粒子状物質)規制の導入も計画されています。

燃費規制(CO2排出規制)の強化

地球温暖化対策推進のためには自動車からのCO2排出量の低減が必要です。その対策として自動車の燃費改善の重要度が増しており、燃費規制の強化が計画されています。

排ガス規制、燃費規制の強化を受けて、自動車メーカーでは新しいタイプのエンジン開発に乗り出しており、これに適応したさまざまな触媒の開発が求められています。

  • NA(Normal Aspiration)エンジン =自然吸気エンジン/既存タイプ

    従来品に比べて排ガス浄化性能を向上させ、貴金属使用量を低減したTWC(Three Way Catalyst)触媒を開発・提供しています。

  • ハイブリッド、プラグイン・ハイブリッド

    従来品に比べて排ガス浄化性能を向上させ、貴金属使用量を低減したTWC(Three Way Catalyst)触媒を開発・提供しています。

  • DI(Direct Injection)エンジン =直噴エンジン

    高性能なTWC触媒の開発&提供に加え、PM規制に対応するためTWC触媒と一体化させたGPF(Gasoline Particulate Filter)触媒も提供しています。

  • ダウンサイジング ターボエンジン

    さらにNOxやHCの除去機能を向上させた触媒の提供も可能です。

  • リーンバーン・エンジン

    燃費規制強化に対応する希薄燃焼エンジンに適合させたLNT(Lean NOx Trap)触媒の開発に優れています。