沼津事業所内にあるあらゆる設備を見直し、全社員が「使いやすい」と感じる設備を―

製造設備を設計したい思いを叶えるため、転職を決意

入社当初は触媒開発センターに在籍しており、営業担当者や技術者と一緒にお客様の声を聞きながら、そのニーズに応えられる新しい触媒の開発を担当していました。今の部署に異動したのは2011年、化学触媒製造の現場で、生産技術と製造管理業務を担当しています。生産技術としては、より安定していて、より効率的な生産を目指した設備やプロセスの検討。製造管理としては、現場の環境面・品質面・設備保全の管理、監督業務などが主な仕事です。ただ私の仕事は、現場作業員の作業内容を変更することに直結するもの。やはりみなさん「変化」には抵抗がありますので、「これにはこういう意味があります」「これをしなければこうなってしまいます」と、変更の目的と理由、メリットとデメリットをしっかりと伝えて理解、納得した上で対応してもらうように気をつけています。化学的な根拠と誠意を持って話せば、「わかった、頑張ろう」といってくれる方ばかり。常日頃なるべく現場に顔を出し、意見や要望、困っていることなど様々なことを聞き、コミュニケーションを図るように。コミュニケーションの重要性を再認識しています。

製造ラインをはじめあらゆる設備を設計自ら設計した設備が、目の前にある喜び

開発部門から製造部門に異動した私ですが、仕事内容も会社全体にかかわるものが増え、また、昇格し人の上に立つ立場になってしまったため、プレッシャーは強いですね。でも、どの部署にいようと自分の中でひとつ一貫しているものは、常に「目の前の現象を化学的に理解しようとする姿勢」です。ですから、現在私が目指すところは、化学的なアプローチで生産プロセスを検討、より安全で効率のよい製造体制を提案・実現できる技術者になることです。製造においても、既存のプロセスの中で慣習化された工程を「化学的な」探究心を持って再度検証し直せば、改変点が見えてくるもの。ですから、事象や経験に頼るのではなく、常に意識高く、広い視野を持つことが重要だと考えています。

そうした意識や姿勢が幸いしたのか、実は異動後すぐに加わった大型案件増産対応プロジェクトが6ヵ月後に成功。技術担当者とは設備導入に伴うプロセスの最適化、効率化について話し合ったり、設備設計担当者とは設備の詳細設計について検討を行ったりなど、他部署を巻き込み、新規増産体制を実現させることができました。もちろん、成功の裏には現場作業員の協力があったのは言うまでもありません。こうした成功というのは、ひとりひとりが自分の役割を認識し、力を発揮できる会社だからこそ、可能になるのだと思います。そして私はこれからも、自分なりの化学的な見地から製造体制を検討。周りに改変を理解してもらえる根拠を固めて納得してもらいながら、さらに効率的な製造体制を作れるよう尽力していきたいです。

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