沼津事業所内にあるあらゆる設備を見直し、全社員が「使いやすい」と感じる設備を―

製造設備を設計したい思いを叶えるため、転職を決意

子どもの頃から理科が得意で、中でも好きだったのが化学でした。化学反応は見えないものが多く、その仕組みを知るのがとても楽しかったんですね。そこで、化学系の学部に進学し、大学院では分析化学系の研究室に入りました。水と油は分離しますが、では水と油の層の間にはどのような相関移動があるのか。物質が移動するメカニズムの解明に取り組みました。就職先は身近な最終製品を作っているメーカーも検討したのですが、次第に「人々に知られていない素材関係」に興味が高まり、素材メーカーを中心に検討。人事の方の人柄の良さに惹かれて、エヌ・イー ケムキャットに入社しました。また、触媒そのものへの興味・関心もありました。ものづくりをする上で欠かせない材料ですし、何よりも、「触媒それ自体は変化せず、周りの環境を促進する」という触媒ならでの特性が興味深かったからです。

製造ラインをはじめあらゆる設備を設計自ら設計した設備が、目の前にある喜び

現在、私は品質保証部で、自動車触媒の試作から量産体制に入るまでの調整業務に携わっています。お客様が開発中の自動車に搭載する触媒をご提案し、当社の触媒を採用いただくことが決定したとします。その後は、お客様のご要望や生産スケジュールに合わせて、触媒を量産するスケジュールを作成。量産化までのコントロールを行います。まずは社内に触媒の試作依頼をし、上がってきた試作品を検査・分析してスペックを設定していきます。そして、お客様の了承を得たら、製造現場に量産の指示を出します。スペックは製品の品質を保証するもので、量産時にはこのスペックを基準に生産していきます。万が一、基準値を下回った場合は、不具合品となります。品質保証部に勤務する前は、分析センターで社内の開発部門から依頼された触媒の分析に従事してきました。当時は開発とのやりとりが中心でしたが、現在は量産化につなげていくことがミッションですから、より製造に近い場所で働いていることになります。もちろん、お客様と関わる機会も多く、時にはお客様先に出張することもあります。

品質保証部の仕事は多岐にわたっていて、品質関連のお問い合わせにも対応しているほか、触媒が採用された際には品質保証部主催の会議を開きます。この会議では、開発メンバーと量産技術グループ、製造部門の社員が集まり、触媒を商品化するにあたって問題点はないか洗い出し、解決法を話し合っていきます。どんな課題であってもあいまいなままにせず、徹底的に意見を交換し、解決の方法を探っていくので、会議に参加するたびに当社の品質に対する意識の高さを実感します。しかしこれは、メーカーとして当たり前の姿勢。当社の触媒を採用してくださるお客様も、社内で厳しい基準を設けています。私たちはお客様のルールに則りながらも、より良い品質の触媒を提供できるよう、社内でこうした議論を交わしているのです。エヌ・イー ケムキャットに入社してから現在までのキャリアを振り返ってみると、分析センターにいた7年間がとても大きかったように思います。入社して最初の配属先だったこともあり、触媒開発に関する知識と技術を一通り学ぶことができました。また、貴重な経験もたくさんさせていただきました。入社1年目には新規システムの立ち上げチームの一員として、システムを利用する各部門の関係者に使用方法を指導。入社3年目には海外出張を経験し、現地の担当者に分析の技術指導を行いました。今、私は子育てをしながら働いていますが、働きやすさにおいても当社はお勧めできると思います。フレックス制度により勤務時間の調整ができることもありますが、何より職場や会社の理解、サポートがあるため、出産後も仕事を続けたいと思っていた私には、当社の環境はとてもありがたいですね。

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