社員紹介 | 後藤 優斗

最新分析装置を用いた
物性分析を担い
触媒開発の一助となる

研究開発センター分析技術室 つくば分室
後藤 優斗
Yuto Goto
2019年入社 総合科学院 / 分子化学コース修了

社風や働きやすさ、福利厚生
理想の環境がここにあった

私が学生時代にお世話になった研究室の先生は、「Silica-SMAP」という触媒を開発しています。さまざまな研究室、企業が「Silica-SMAP」を採用しており、この先生の研究に強く惹かれて大学院に進み、研究室に所属した経緯があります。大学院では、「キャビティ構造」を持った配位子を設計・合成し、新たな合成反応の達成を目指しました。残念ながら、合成への応用が難しいことがわかりましたが、新規化合物の合成における基礎を学ぶことができ、とても充実した研究だったと思います。こうした経験から、就職先は「触媒」に関連した会社であることを一番の軸に定め、加えて「社風や働きやすさ」も重視して企業を検討しました。当社は、事業所見学をしたときの印象がとても良かったですね。ふと横を見たら、先輩社員がディスカッションをする姿が目に入ってきて、それがとても自然で楽しそうだったのです。その後の先輩との座談会でも、私たち学生を思いやってくださり、質問にも気さくに答えてくれました。福利厚生も充実しており、すべてにおいて私が理想とする環境があると感じたことが、入社の決め手となりました。

なぜそう見えるのか――
分析側の視点をもつことの重要性

2019年の入社以来、私は2つの部門を経験しています。最初に配属になったのは沼津事業所内の分析技術室で、主にICPという装置を用いた貴金属元素の定量分析に携わってきました。その後、つくば事業所内の分析技術室に異動し、現在は、沼津事業所時代の業務に関する検討を継続して行いながら、STEMという超高倍率の電子顕微鏡を用いた物性分析を担当しています。これは、当社の開発部門がナノメートルオーダーの微小貴金属に注目しているからで、例えば、複数の貴金属を含んだ触媒をSTEMで観察し、それぞれがどのような状態かを観察しています。つくば事業所に異動後は特に、私は「なぜそう見えたか」を必ず考えるよう心掛けています。これは先輩からよくいただくアドバイスでもあります。「なぜこのような画像が撮れたのか考察し、分析側の視点を報告書に書き添えることで、分析を依頼した側もさらに多くの気づきを得られる。互いに成長できるという意味でも、なぜそう見えるかを意識することが大切だよ」という先輩のアドバイスを、常に心に刻んでいます。

振り返ってみれば、入社以来、私は常に先輩や上司から「成長のチャンス」を与えていただきました。中でも入社1年目の末に経験したBASF海外サイトへの出張が、強く印象に残っています。もともとは、分析結果の差異解消が目的でしたが、上司がスケジュールに「技術交流」も加えてくれたのです。アメリカで現地の工場と研究所を訪問し、分析に関わる取り組みを聞くなど、貴重な学びを得ることができました。もちろん、アメリカ出張に限らず、日常の業務においても、常に上司が私たち若手のことを考えてくれます。分析は専門外で、配属当初は何をどう学べばよいのかもわからないような状況でしたが、上司が外部の研修や説明会を勧めてくれたおかげで、必要な知識を早い段階で身につけることができました。今後の目標は、STEMを始めとする各種分析装置を使いこなし、自身も成長しつつ依頼者にとって参考になるような分析結果を提示することです。さらに、積極的に開発部門とのディスカッションを行うことで二人三脚での問題解決に取り組んでいきたいと考えています。

スケジュール Schedule

  • 7:30

    出社原付バイクで50分程かけて出勤しています。
    朝のラッシュに巻き込まれると焦りがちなので注意して運転しています。

  • 8:00

    朝ミーティング、メールチェック、装置準備等出社して一息ついたら各装置の起動・日常点検等を開始し、その後ミーティングを迎えるようにするなど、効率よく仕事をこなします。

  • 9:00

    分析業務(STEM観察、試料前処理、データ処理)前日に軽く打ち合わせておいた割り振り通りに、仕事を分担して進めます。特に前処理、データ処理は溜まると納期に間に合わなくなることもあるので、隙間時間を見つけて進めておくことも大切です。

  • 12:00

    ランチ10分~15分の仮眠で午後もすっきり集中して仕事に取り掛かります。

  • 13:00

    分析業務、その他検討業務日常的な分析業務の他にも各種検討事項がある場合には、うまく分担を代わってもらいながら並行して進めていきます。

  • 16:30

    引継ぎ&帰宅準備最近は2交代でSTEMを回しているので、キリの良いところで引継ぎの準備を始めます。

  • 18:00

    帰宅後会社の制度で英会話研修を受けられるのでそれも利用しつつ、趣味や自己研鑽の時間に使います。